2021玉島川の鮎

6月15日は佐賀県唐津市を流れる玉島川の鮎漁解禁の日です。


私が福岡に来まして20年以上たちました。


玉島川を初めて見たときはそりゃ~驚きましたよ!こんなスゲー川があるのか!と


透明度抜群の水質、魚は小さいけれど圧倒される程の数!


50cmほどの石を15匹ほどの鮎が苔を食んでは縄張り争いを繰り返す・・・


地元の方に釣果を聞いたらわずか20mの範囲を攻めて片手超えと!(片手とは50匹)


興味を持ちこの川を調べてみると私にはちんぷんかんぷんですが万葉集(この言葉は知っている)に読まれる由緒ある川だそうでさらに好きになりました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%B5%A6%E3%81%AE%E4%B8%87%E8%91%89


実際に竿を出すとアタリの強い鮎がカンカ~ン!と掛かるじゃないですか!しかもゼリー鮎。ぬめりのあるスイカの香りぷんぷんの鮎です。


それからこの川にのめりこみ良く通い楽しませてもらっていましたがここ数年不調なのです。


原因不明の大量死が出たり遡上も悪くシーズン中一度も竿を出すことなく終わった年もありました。


でもやはり気になる玉島川、仕事で釣りはできないけれど川を見に出かけました。


主要ポイントを下流から覗いて回りますが鮎の気配が感じられないのです。遡上鮎がいれば必ず小型ながらギラギラしている消防署前の橋から川面を除いても1匹も鮎の姿が確認できません。


漁協下の好ポイントも水の色は最高なのですが石が黒光していません


ならばと「万葉集」にも登場する「七瀬の淀」を見に行きますがここも同様に茶色の石のままです。と水面にジャボッ!!と鳥が飛び込み見ました


川鵜です。


飛び込んだ川鵜は水面下に潜っては獲物を探し・・・浮上してはまた次の場所に移動し潜りを繰り返していました。


最後に上流部七山エリアを見に行きますがここもギラギラした感じには見えませんでした。


肉眼で「鮎だ!」と確認できないまま仕事に向かいましたが気になって夕方に漁協関係の方に問い合わせをすると投網の方は何匹か獲ったようだが釣り人は少なくほとんど釣れてなかったようです。


関係者の方が口にされていたのは「川鵜」の被害


好物の鮎を片っ端から食いまくる大食漢、この川鵜の被害に悩まされ海産天然遡上鮎も放流アユも食い漁られているようです。


これから本格的なシーズンを迎える鮎、どこの河川も川鵜には悩まされているようです。


玉島川のギラギラ鮎がヒラうつ景色をまた見たいものです。

この記事へのコメント

まへ
2021年06月17日 20:15
私も玉島川のギラギラ鮎をまた見たいです。

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